キーボードの沼にハマってしまった人々を取材する、ということで突然立ち上がった本企画。2回目があるかはわかりませんが、1回目はとりあえずそのへんにいた社員に話を聞きました。
お疲れさまです。いつも隣の席なので今更ですが、読者向けに自己紹介をお願いします。
お疲れさまです。くろらです。遊舎工房で通販チームのリーダーをやっています。
プライベートもキーボードマニア
キーボードの沼にハマってしまった人たちを取材しているんですが、くろらさんキーボードいっぱい持ってますよね。いままでいくつくらい買ったんですか?
キーボード本体が10台、キーキャップセットが10種、まだ届いてない物を含めると15種ずつくらいですね。
10台!?買いすぎじゃないですか?なんでそんなに買っちゃうんですか?1個でいいですよね?壊れたんですか?まだ届いてないってどういうこと???
いろいろ欲しくなって買っちゃうんですが、届いてないものには事情がありまして。
くろらさんのデスクとキーボードたち。これでも一部らしい。
注文したけど届くのは「1年後」!?
特に海外のメーカーのキーボード本体やキーキャップセットには、「グループバイ (Group Buy)」という、商品のコンセプトを発表して購入者を募って資金調達をしてから生産を開始する販売方式があります。
なんか、特殊ですね。クラウドファンディングみたいな。
そうですね。ただグループバイは完全に「購入」を意味するので、プロジェクトへの出資のようなものが多いクライドファンディングとは少し違います。
ほうほう。
特にグループバイは、注文期間に注文して、商品が届くのが長いと1年後とかになります。それでいて再販がないことも多いので、思い立ったときに買っておかないと二度と手に入らない、みたいなこともよくあるんですよ。
迷っていると買えなくなってしまうんですね・・・。でも届くまでにそんなに時間がかかると忘れちゃいませんか?
忘れますね(笑)。届いたときに「あ、そういえばこんなの注文してた!」となることが多いです。お金は遥か昔に払っているので、気分的には無料で手に入った感じがしてお得です。キーボード沼における「実質タダ」ってやつです。
それはだいぶ混乱してますね。
キーボードは観て楽しむ
そんなにたくさんキーボード持ってて持て余していませんか?
気分で使うキーボードを変えたりしているので、全部使っていると思いますよ。あと観賞用のキーボードにしたりとか。
観賞用のキーボード???
キーキャップを一番キレイに観せられるのが、やっぱりキーボードにはめてみたときだと思うんですよね。キーボードはキーキャップを飾るためのケース、みたいなところがあるので、観賞用のキーボードというのが必要になるわけです。
なるほどぉ…
くろらさんの観賞用キーボード Zoom75
気分で変えるキースイッチ
じゃあいまは何を使っているんですか?
JP60というキーボードです。KBDfansのBlade 60というケースを組み合わせています。
くろらさん愛用 JP60
スイッチは今はGatoron の Mini-i(みにあい)スイッチを使ってます。
「今は」ということは、別のスイッチも使うんですか?
月1くらいでスイッチは変えてますね。常にベストな打鍵感を追求しています。
くろらさん愛用 JP60
最後にいま気になっているキーボードとかあったら教えてください。
マグネティックレビテーションマウンティング、ですかね。
なんですがその必殺技みたいなのは。
通常、ケースと基盤はネジ止めされてたり、挟み込まれていたりして、固定されています。この固定方法が打鍵感にかなり大きな影響を与えます。
ふむふむ。
マグネティックレビテーションマウンティングは、新しい固定方法のことで、どうやら基盤が磁力で浮いているらしいんですね。
なるほど???「らしい」ということはまだ触ったことはないんですか?
そうですね。早く製品が出て、どんな打ち心地か試してみたいですね。
まだまだ沼は深そうですね・・・(笑)