自作キーボードとは。サムネイル

「自作キーボード」に含まれること

自作キーボードという言葉は実は曖昧で、どこからが自作なのかわからない人も多いと思います。

「キーキャップを交換するだけじゃ自作じゃない?」
「設計までしないと自作と呼べないよね...」

そんなことはございません!

自作キーボードとはキーボードの設計・組み立て・カスタマイズを楽しむ行為全般を指す言葉です。
市販のキーボードを自分好みにカスタマイズすることや、一から設計することもすべて自作キーボードです!

自作キーボードの種類

自作キーボードとメカニカルキーボード

キーボードには主にメンブレン / パンタグラフ / メカニカル / 静電容量無接点 などがありますが、自作キーボードの世界で取り扱うのはそのほとんどが「メカニカルキーボード」です。
「メカニカル」とはメカニカルスイッチを使うキーボードで、キーボード本体、スイッチ、キーキャップがそれぞれ別々の部品として交換可能なことから自作キーボードの分野で広く普及しています。

キーキャップの交換

キーキャップ交換のイメージ

一番変更がしやすく見た目が変わりやすいのがキーキャップの交換です。
互換性があれば市販のキーボードでもサードパーティ製のキーキャップに交換が可能。

キーキャップには色、デザイン、素材、厚み、形状など様々な要素があり、外観、打鍵音を自分だけの好みのキーボードにすることができます!
重い素材で厚みがあり背の高いキーキャップであれば低い音が出やすく逆に軽い素材で薄く背の低いキーキャップは高い音が出やすいです。

見た目が変わりやすいものですが、見た目以外の点に着目してもいいかも...!

キースイッチの交換

キースイッチ交換のイメージ

キーボードのキーの反応、打鍵音、打鍵感を自分好みにすることがキースイッチの交換です。 「ホットスワップ」といわれるはんだ付けなしでキースイッチの交換が可能なキーボードであれば市販のキーボードでも簡単に交換することができます!

キースイッチは軸と呼ばれる部品の色によって、赤軸や青軸などと区別するのが一般的でしたが、現在の自作キーボードの分野ではそれ以外にも多種多様なスイッチが存在し自分好みの打鍵感、打鍵音を追い求めてスイッチを交換する楽しさがあります。

キーボードの組み立て

キーボード組み立てのイメージ

キーボードの組み立てとは自分で複数のパーツを揃え、自分で組み立てることです。
組み立てと言ってもスイッチとキャップが付いていない(キーボードの土台のみの)状態で販売しているものから組み立てていくものもあれば、基板にパーツをはんだ付けしていき徐々に組み上げていくものもあります。

難易度は低いものもあれば組み立てにとても時間がかかる難易度の高いものも存在するため組み立てに関して敬遠されがちですが、組み上がった時の達成感はとても大きいです。

キーボードの設計

キーボード設計のイメージ

自分の理想のキーボードを一から設計し、作りあげていくことです。
自分の身体に負担にならないような分割キーボードや、自分の手に合った特殊なキー配列(エルゴノミクスや、格子配列など)の基板設計をするなどがあります。

また自分好みの打鍵感、打鍵音になるような形状のケースの設計、ケースやプレートの素材の選定など全て自分で選択することができる。

学ぶことが多く初心者には少し厳しい面も、ものづくりが好きな人にはとてもおすすめです。
一から設計することで自分で販売している人も多くいますし、遊舎工房でもそういった商品を取り扱っています。

まとめ

遊舎工房ではさまざまな自作キーボードの楽しみかたについてさまざまな商品やサービスをご用意しています。
より詳しく自作キーボードについて知りたい方は、「遊舎工房の読みもの」に様々なテーマの知識をご用意しています。