キーキャップサイズ_サムネイル

キーボードのカスタマイズを楽しむ方にとって、「キーキャップ交換」は外観の印象をガラッと変えられる、最も手軽で映える要素のひとつです。カラフルなキーキャップやレトロなフォント、個性的なデザインのキーキャップに交換するだけで、普段使っているキーボードが別物に変わります。

参考:キーキャップ & キースイッチの取り外し・付け方 - 遊舎工房

しかし、いざ交換しようとすると多くの人が直面するのが「サイズが合わない!」というトラブルが。見た目や配色だけを気にして購入すると、キーキャップが物理的に取り付けられない、というケースも少なくありません。

この記事では、キーキャップのサイズの基本から、特に注意すべきキーのサイズ差、選び方のポイントなど、失敗しないための解説します。

キーキャップにはサイズがあります

キーキャップには、それぞれサイズが存在します。キーボードの見た目では分かりにくいのですが、キーの大きさや取り付ける位置によって微妙にサイズが異なるため、すべてのキーに汎用的に使えるわけではありません。

さらに注意したいのが「配列」の違いです。
現在市販されているキーキャップセットの多くは英語配列(US配列)を基準に作られており、日本語配列(JIS配列)のキーボードや、60%や65%のようなコンパクトキーボードなどではキーサイズや配置が大きく異なる場合があります。

特に日本語配列を使っている人は、キー数が多く、1つ1つのキーが微妙に違うサイズになっているため、安易にUS配列用のキーキャップを購入すると「はまらない」可能性が高いのです。

キーキャップサイズの呼び方

キーキャップのサイズは「U(ユニット)」という単位で表されます。
1Uは、一般的な英字キー(例:A, S, Dなど)の大きさ。
例えばTabキーは1Uの1.5倍なので1.5Uと表します。

1Uと1.5Uの比較

キーキャップの交換の際はユニットに気を付けなければなりません。

サイズに気をつけるキーの種類

配列によってキーキャップのサイズが異なるものが以下のキーです。

バックスペース
エンター
シフト
最下段の列のキー(CtrlやAltなど)
スペースバー
分割スペースバー
分割キーボード
挟ピッチなど

サイズに気をつけるキーたち

キーキャップセットを購入する際は内容をチェックしましょう。
セットによっては特殊サイズのキーが含まれていない場合もあります。キーキャップによっては概要に65%・75%対応などの記載がある場合があるので注目してみましょう。

キーキャップものさし

遊舎工房ではキーキャップのサイズがわかるキーキャップものさしを作っています。
キーキャップを外してものさしに当てるとキーキャップのサイズがわかるようになっています。PDFをダウンロードして印刷してご利用ください。

キーキャップものさしをダウンロード

キーキャップものさしのイメージ

まとめ

キーキャップの交換は楽しいですが、キーサイズの違いを知らずに買ってしまうと失敗の原因になってしまいます!特にスペースバーやShiftキーなどのキーは、事前にしっかりサイズ確認をしましょう。