キーキャップの互換性基本

キーボードの見た目を良くしたいと思ったことはありますか?
普段使うキーボード、「せっかくなら見た目もこだわりたい」と思う方はいると思います。

キーキャップが交換できるキーボード

キーボードにはキーキャップという文字を打つときに触る部品があり、基本的にメカニカルキーボードというキーボードが見た目を変えることが可能になっています!

比較的安価な「メンブレン」、ノートパソコンに使われている「パンタグラフ」などは見た目を変えることはできず、 HHKBやRealforceで有名な「静電容量無接点方式」は交換は可能ですがキーキャップがあまり流通していないことから主流ではありません。

キーボードの種類とキーキャップの交換性

キーキャップ/キースイッチには互換性というものが存在し、対応したものを購入しないと「あの記事見たけどキーキャップがはまらない…」といったことが起きてしまいます...!
この記事を見て適切なものを購入し、後悔のないようにしていきましょう。

ここではキーキャップの互換性を3種類紹介します。 メカニカルキーボードにおけるCherry MX互換と Choc V1互換、そして、HHKBやRealforceなどの製品で使われている東プレスイッチ(静電容量無接点)も互換キーキャップが存在します。
キーキャップを交換しようと思っている方は、自分のがどのタイプか確認してみてください!

Cherry MX互換

キーボードの種類とキーキャップの交換性

自作キーボードの世界にはCherry MXという言葉がよく登場します。 ドイツにあるキーボードメーカー「Cherry社」が作っているキースイッチ「Cherry MX(ちぇりーえむえっくす)スイッチ」はCherryの赤軸や青軸などと呼ばれ馴染み深いものです。 その「CheeryMXスイッチ」に合うように作られたキーキャップのことをCherry MX互換キーキャップと言います。

その特徴はキーキャップの裏面の中心が十字の穴になっていること。 「Cherry MXシリーズ」のキースイッチは軸の部分が十字になっており、その形状にハマる様に設計されています。

Kailh Choc v1互換

キーボードの種類とキーキャップの交換性 ロープロファイルというスイッチの高さが低い規格の代表格が、Kailh(かいる)社製造のChoc v1(ちょっくぶいわん)スイッチです。 そのスイッチに合うように作られたキーキャップのことをKailh Choc v1互換キーキャップと言います。 その特徴はキーキャップの裏面の中心がコンセントのようになっていること。 「Choc v1」のスイッチは軸の部分に二つの穴が空いており、その穴に挿せるように設計されています。

東プレスイッチ互換

HHKBやRealforceなどの有名な静電容量無接点方式のスイッチは東プレスイッチとも言います。 これに合うように設計されているキーキャップが「東プレスイッチ互換キーキャップ」といいます。 キーキャップの裏面の丸が途切れている形になっています。

結局自分のキーボードにはどれがはまる?

この記事で紹介したキーキャップの特徴を抑えてあればそれに沿ったキースイッチに取り付けることが可能です。

例えばChoc v2というスイッチはロープロファイルという枠組みのスイッチですが、軸の部分がCherry MXと同じ十字型になっているため「Cherry MX互換キーキャップ」を取り付けることが可能になります。
(ただし、ロープロスイッチの特性上スイッチ自体が低いためタイピングの際にキーキャップが先にキーボード本体に当たってしまう可能性があるため注意が必要です。)

ぜひみなさんのキーボードも個性的にカスタマイズしてみてください!