Poker互換についての解説

自作キーボードの世界では、”互換性”という言葉がよく登場しますよね。
CherryMX互換やChoc互換などさまざまな互換がありますが、Poker互換という言葉をご存じでしょうか?
Wooting 60HEの登場などで再び注目を集めているこのPoker互換キーボードについて紹介していこうと思います!

Poker互換とは?

Poker互換はGH60互換やDZ60互換などとも言われたりしますが、始まりは「KBC - POKER」という60%キーボード。この「KBC - POKER」はコンパクトサイズキーボードの先駆けとも言われているそうです。
このキーボードがシンプルな作りであったため、Modから始まりさまざまな同規格の基板やケースが登場しました。
このPokerと互換性のある基盤やケースのことを「Poker互換基板」「Poker互換ケース」などと呼びます。現在では色々なPoker互換のケースや基板が開発・販売されるようになりました。

Poker互換のメリット

見た目・機能の選択肢が豊富!
見た目は高級感のあるものから個性的なもの、安価なものまでさまざま。
機能面でも定番のISO配列からゲームに最適なもの、40%など多くの選択肢があります。

組み立てが簡単!
トレー型のケースに基板をネジで固定するというシンプルな構造なので組み立てやメンテナンスが簡単です!

Poker互換のパーツをご紹介!

Poker互換は主にケースと基板に共通するものです。遊舎工房で取り扱っている商品をそれぞれ紹介していきます!

基板

RAVEN61 HE RGB
磁気スイッチを使用するホールエフェクトキーボードです。作動点をカスタマイズでき、ラピッドトリガーなどゲーミングに適したさまざまな機能を搭載しています。

JP60
ai03氏によりデザインされた日本語配列に近いキーボードです。JIS配列を模していながら、さまざまなキーキャップを使用できる点も魅力の一つです。

【委託】REVIUNG46
46キーのコンパクトな40% Row Staggeredキーボードです。アローキー(矢印キー)を左側に配置している点が特徴です。(※こちらのキーボードはREVIUNG(@【委託】REVIUNG46GTIPS_SH)様からの委託を受けて販売しております。)

ケース

60% プラスチックケース
安価なプラスチックケースです。価格を抑えて構成したいときにオススメ!

Tofu60 Redux Case
Tofuの名の通り角の立ったアルミ製のケース。シンプルで重みのあるデザインがクールです。

Holy60 Case
大胆なデザインで軽量化されたケースです。オンリーワンなキーボードに仕上がること間違いナシ!

ビルド例1

ビルド例1

基板JP60
ケースHoly60 Case - E-White
スイッチGATERON Mini i Switch
キーキャップWS PBT Blue Oasis

個性的な見た目のこのキーボードはJIS配列に近い配列で、日本語配列ユーザーの方にもオススメできます!

ビルド例2

基板RAVEN61 HE RGB
ケースTofu60 Redux Case - Anodized Dark Blue
スイッチOutemu Amethyst Magnetic Switch
キーキャップKey Kobo C.O.L

ラピッドトリガーなどゲーミング向けの機能が充実したこのキーボードは、重量感のあるTofu60 Redux Caseでビルド。
ゲーム中に力んでしまっても机からズレない点もメリットかもしれません。

まとめ

Poker互換キーボードは組み立てが簡単ながら、見た目や配列・機能などにはさまざまな選択肢があり、選ぶのも難しくありません。
これから自作キーボードを初めてみたいと思っている方にとってもオススメなPoker互換キーボード、是非作ってみてください!